ここではハクビシン駆除はどのような作業を行うのか、東京のホームスターでは1999年度より神奈川・千葉・埼玉を中心に活動してきました。その中での一部を写真を添えてご説明いたします。不衛生な写真が含まれているためご注意ください。
ハクビシンはどこから入ってくるのか
ハクビシンは4cm程度のすき間があれば侵入してきます。頭部の形が細いので頭が入ればスルッと入ってしまいます。侵入口の1つとして床下換気口から入るパターンが被害の中で一番多くあります。

床下換気口。配管を通すために工事の人が格子を外してしまっていたとのことです。

格子が下がってしまっているので上の隙間から侵入します。また、サビなどで欠けてしまっていると入り込みますので気を付けましょう。

屋根裏からこれだけの光が差し込んでいると分かりやすいですね。

屋根裏から外の瓦が見えるほど大きな穴が。犬でも子供でも入ってこれそうです。

雨どいの汚れがひどいので頻繁に上り下りしているようすがわかります。
これらの穴は追い出しをせずに塞いでしまうと閉じ込めてしまうことがありますのでお気を付けください。
ハクビシンの死骸からウジ虫発生
被害に困ったお家の人が近所の大工さんにお願いして駆除もせず塞いだところ、閉じ込めてしまい、ハクビシンが屋根裏で餓死してしまうことがあります。

天井にシミがあった付近には何かの塊が。この屋根裏の足場は梁の上だけなので難易度高め。

そこにはハクビシンの死骸がありました。※モザイク処理済み

片づけたところ大量のウジ虫。

綺麗に清掃しましたがシミは取れません。

お花を購入しお寺で供養して頂きます。むやみに捕獲・殺して処分は行わず、同じ生き物として最後まで見届けます。
断熱材の撤去
屋根裏の断熱材はハクビシンの寝床やトイレになりますので被害が進むと全て撤去し交換という大掛かりなものになります。

この状態は全て撤去となります。

撤去作業中

回収した断熱材の一部。この後は圧縮して施工車両に詰め込みます。

撤去及び清掃完了。後は殺虫・殺菌消毒(後述)して新たに断熱材を敷いて完成です。

断熱材設置中。

断熱材設置完了です。

綺麗に敷き詰めました。
追い出し作業、殺虫・殺菌消毒工事
燻煙を屋根裏に焚いて追い出す駆除方法です。また追い出し完了後はダニやノミなどの殺虫、糞尿やハクビシン自身が持つ菌に対しての殺菌消毒を行います。

煙霧器にて燻煙中です。


空間噴霧器により屋根裏全体、ミストより細かい粒子を噴霧し殺虫を行います。殺菌消毒を行い衛生的にします。
侵入口の塞ぎ
ハクビシンの駆除を行う中で一番大事な部分となります。これをしっかり行わないと、いくら追い出しをしてもまた戻ってきてしまいます。

軒下の剥がれている板をめくってハクビシンが出入りを繰り返していました。

追い出したのを確認した後、塞ぎました。

床下換気口の格子が外れポッカリと開いていました。

床下の換気を損なわないように塞ぎます。


今後入りそうな穴も全てシャットアウト。
